菊次郎の夏
余談です。
さっき見終わったので少し感想を。
不器用な男の愛に感動するってのが多分この映画の楽しみ方ですね。
親に会いに行きたいという子供の願いというよく聞くような話なのに、北野武らしいそうくるか感。
でも影を落とすシーンを添える。
二人は同じ境遇であること。母はいるようでいない。
よくよく考えれば最後まで問題は解決していないのだけどなぜかスッキリする。
多分それは男の子の顔が始まりから終わりにかけてだんだんと明るくなっていったからなのだろう。
可愛げのない少年が笑顔を見せるまでに不器用男は不器用なりに苦労する。
でも最後の二人の笑顔はその苦労を楽しい思い出に変えた。
男の子の絵日記はハッピーエンドなんだと確信できる。
個人的に最後に菊次郎が自らの名前を名乗るところにグッときた。
今年のお前の夏はその笑顔の通り良いものになったなと。
ネタバレなしで語るのきついなあ(笑)
個人的に予告は見ないで本編を見てもらいたいです。