Tポイントカードの罠
とりあえず身近なことから話そうと思う。
TUTAYAのレンタルカードからスタートして、いまや多くの場所で「お持ちですか?」と聞かれるようになったTポイントカード。
多分読者さんのほとんどが持っているんじゃないかな。(僕は持ってないんだけど)
そんなTポイントカードのシステムを運用している会社が、この前とんでもないことを言い出したんだけどみんな知ってる?
T会員規約改訂のお知らせ(2014年11月1日)|CCC カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社
簡単に言ってしまえば、
「11月1日からあなたの個人情報たくさんの会社に使ってもらうことにしました」
ってこと。
いやちょっと待てと。
許可求める前にやるなよって。
改訂されたのが11月1日、改訂記事が出たのが11月1日。
もちろん個人情報の流用を止めることはできる。
でもTポイントカードの利用者は後手の対応を余儀なくされた。
このことを知った利用者は怒った怒った。
これを知ってTポイントカードを解約した人もいるみたい。
今回の騒動の問題点は利用者に許可を取らずに二次利用の範囲拡大に転じたこと。
なんだけど、意外と話題に上がってるのが個人情報の二次利用。
個人情報の二次利用はどこの企業だってやってるんだけど、このことを知らない人って多いよね。
いまや個人情報は企業の財産の中でもとても大きな存在になってる。
ひと昔前から企業の資産は3M+I(ヒト・モノ・カネ+情報)なんて言われて始めて、顧客情報をより意識するようになった。
顧客情報を得るために手っ取り早いのはポイントカードであることは簡単に理解できるよね。
みんな何も気にせずにポイントカード作って、自分の情報ばらまいちゃってるの気づいてない。
まあ気にしないならそれでいいと思うんだけどね。
僕自身、ポイント貯めるの好きだからポイントカード結構作っちゃうし。
ポイントが自分の生活を少し豊かにしてくれる代わりに、自分の個人情報を企業に捧げる。
結局どこに行っても交換が世界を回してる。
面白いね、この社会。